サウナの効用

サウナ風呂について

サウナについて簡単に説明すると、大きさはその用途によって変りますが、サウナ浴を楽しむための部屋がサウナ室です。

 

ドアを開けて中に入ると、入浴者が横になったり、座ったりする木製のベンチがいくつか設置されています。壁や天井の内装は木で仕上げられ、周囲の下地は防熱層や防湿層で覆われており、床には木製のスノコが敷かれています。

 

このように室内が木で仕上げられているのは、室内が高温になっても火傷をしないことと、室内の温度が高まることによって木の表面からまろやかな輻射熱を放射して全ての方向から身体を暖めること、何よりも人を精神的にリラックスさせるからでしょう。

 

金属類に触れたりすると火傷をしますから、釘等も全て隠し釘として肌に触れることがないように施工されています。

 

使用される木材は、高温の環境の中で人間が裸で使用する為、木材であれば何でも良いというわけではなく、アラスカの方から輸入されるスプルスが一般的なようです。

 

肌に触れても熱さが鋭くなく、さらに熱の為に割れたり、ささくれだったりして、肌を傷つけないものが使用されます。

 

日本人は昔から檜木とその香りを好んできましたが、外国人にとっては香りが強い為に好まれないようです。アフリカ産のアバチ(桐科)も、最近は多く使われるようです。